アフガニスタンの蛍石
( Afghan Fluorites)
4.08ct - 14.53ct |
14.53ct 19.5x13.7x8.3mm 8.45ct 13.3x10.3x8.3mm
7.20ct 16.0x10.0x7.0mm | 5.46ct 11.3x8.8x7.3mm | 5.63ct 13.1x9.6x6.6mm | 4.08ct 11.2x8.3x4.9mm |
アフガニスタンには無数のペグマタイト鉱床がありますから、宝石質の蛍石が採れても不思議はありません。
が、結晶標本は写真すら見たことがありません。 カットされたル-スも冒頭の二つのルースをそれぞれ10年に一度ほど見かけて入手していたのみでした。
今回、数個のルースがまとめてオークションに姿を見せたので、とりあえず2個入手したところ,ネット上の写真とは大違いの、なんとも美しい色合いなので、更に2個入手しました。
地質や産状が似ている隣のパキスタンからはピンクや無色透明の蛍石が見られますが、今のところアフガニスタン産はいずれも青系統しか姿を見せません。
しかし、アフガニスタンに多いインディゴライト・トルマリンを偲ばせる青い蛍石は他の産地には見られない素晴らしい色合いです。
アフガニスタンの蛍石結晶 ( Afghan fluorite crystals)
市場に出てくることの殆どないアフガニスタンの蛍石結晶ですが、流石に最近の M I NDATA には世界のあらゆる鉱物の詳細な産地情報があります。
数少ない蛍石結晶も何点か写真や詳細な産地情報がありました。
下記の写真はその一部ですが、最初の結晶とルースの写真は今回入手したルースと同じ産地と思われます。
残念ながら、詳細な産地情報が不明です。
34x27x24mm | 18x16x9mm | 20x15mm | 77x63mm | 17x12x8mm |
産地不明(Locality unknown) | Kandahar | Kandahar | Koksha Valley, Badakhshan |
90x64x43mm | 66x41x28mm | 44x38x38mm |
Nilaw-Kolum Pegmatite, Laghman, Nuristan | Paprok, Kamedesh District, Nuristan | Bakhud Mine Nesh, Kandahar |