新着宝石展示室
( New Gemstone Gallery)

March 2026 : リトアニア産琥珀 (Lithuanian Amber)


   
   
赤い琥珀 13.6g 46cm 中央ビーズ径 14.5mm 高温高圧処理の緑の琥珀 13.6g 46cm 中央のビーズ径 13.6mm 
  リトアニアの琥珀は世界有数の琥珀産地ですが、実は、隣のポーランドとロシアのカリーニングラードの海岸の地下の琥珀層から剥がれた琥珀が海流に乗ってリトアニア海岸に流れ着いたものです。
 ともあれ、大量の琥珀が流れ着くので、その加工品が特産品となっているのです。
普通の琥珀は、黄色、茶色、褐色が多いのですが、稀に赤い色の琥珀もあり、珍重されます。
 ただし、写真の赤い琥珀の色が天然かどうか ? 
 余りにも均等な赤い色合いを勘案すると、人口の着色が施されている可能性が高いと思われます。
 緑色は2000年代初頭に開発された技術で、加熱と加圧により、琥珀内部に生成した微細な雲状に広がる微細な粒子による光の散乱による発色です。



赤いプラスチック製の模造品と染色された緑の琥珀
   
ビルマ産赤琥珀、実はプラスチックのイミテーション 外径 90mm ビーズ径 16mm  草木染の琥珀 外径 65mm ビーズ径 5-6mm 
  赤い琥珀のブレスレットは、ビルマ産の琥珀として市場に出ていました。
均一の美しい色合いですが、まず染色されたプラスチック性と判断しています。
 琥珀は松ヤニ等の天然の樹脂が地中で数千万年の年月を経て揮発性の成分が蒸発し、残った樹脂が固化したものです。
 一方、プラスチックは、石油等の有機物を重合反応にて合成した人工の樹脂ですから、外観、、硬度、比重等が天然の琥珀に極めて近く、外観から区別するのは困難です。
 手頃な値段で、装飾品として手軽に楽しめるのですから、偽物とは言え、大いに存在価値があるでしょう。
均一の色合いの天然の琥珀を揃えることは中々困難ですから、ブレスレットやネックレスに仕立て上げるためには、染色が必要です。
 写真の淡緑色のブレスレットは、草木染で仕上げたものです。

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