タコブネ(蛸舟)
Argonauta hians (Winged
Argonaut)
軟体動物門 |
頭足綱 |
八腕形上目 |
タコ目 |
アオイガイ科 |
アオイガイ属 |
タコブネ |
Mollusc |
Cephalopoda |
Octopodifrmes |
Octopoda |
Argonautidae |
Argonauta |
A.hians |
殻を持っていますが、貝ではなく軟体動物門のタコです。
オウムガイと同じころ、数億年前に出現した、同じ軟体動物門に属するタコやイカの祖先は殻を持っていましたが、進化の過程で、素早く泳いで捕食や逃亡ができるように、邪魔な殻を脱ぎ捨てたと考えられています。
逆にタコブネは再び殻を作るようになりましたが、この殻は卵を保護するためのもの。
殻は体長が 7~8cm
のメスの第一上腕からの分泌物で作られるとのこと。
因みにオスは体長がメスの 1/20
しかなく、メスに寄生して暮らし、生殖の時に生殖腕をメスに挿入するが、精子を注入すると、腕を切断されて死んでしまうとのこと。
冒頭の写真は殻のみですが、生きている時の様子は下記の図と、同類のアオイガイの写真を参照ください。
どんな姿なのかが分かります。 タコですから食べられます。
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タコブネ(Argonauta hians) |
アオイガイ(Argonauta
argo) |