ホンミノガイ(簑貝)
Lima
lima
大西洋、地中海、紅海、インド洋、西太平洋の潮下帯、10m - 100m
深の岩礁底に足糸で付着して生息する。
二枚貝綱 |
翼形亜網 |
ウグイスガイ目 |
ミノガイ超科 |
ミノガイ科 |
ミノガイ属 |
ミノガイ種 |
Bivalvia |
Pteriomorphia |
Pterioida |
Limoidea |
Limidae |
Lima |
lima |
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ミノガイの生態 |
自然のミノガイの貝殻 |
近種のウコンハネガイの生態 |
何とも優美で繊細なレース細工を偲ばせる姿に惹かれて入手しましたが、ミノガイ(蓑貝)とはおよそ 似つかわしく名前だと、よくよく調べてみると、自然の蓑貝は、確かに蓑のような色合いと形をしています。
もっとも、ユキミノガイ(雪蓑貝)と呼ばれる近種もありますから、やはり雪のように白い貝殻を持つ仲間がいるのでしょう。
ただし、天然の貝の多くは様々な色の外套膜を被っているので、市場で見かける貝殻の大半は、死後、外皮がはがれて、自然に漂白されてしまったものが多いのも事実です。
上の写真のように生きているミノガイは、貝殻とは似ても似つかぬ外観で、近種のウコンハネガイのような足糸を出していて、貝というより、毒を持つイソギンチャクを思わせる姿をしています。