ホンミノガイ(簑貝)
Lima lima


     
ミノガイ 7x5x2㎝ Phillipine 
 大西洋、地中海、紅海、インド洋、西太平洋の潮下帯、10m - 100m 深の岩礁底に足糸で付着して生息する。
 二枚貝綱  翼形亜網  ウグイスガイ目   ミノガイ超科   ミノガイ科   ミノガイ属   ミノガイ種 
 Bivalvia  Pteriomorphia  Pterioida  Limoidea  Limidae  Lima  lima 


     
ミノガイの生態  自然のミノガイの貝殻  近種のウコンハネガイの生態 

  何とも優美で繊細なレース細工を偲ばせる姿に惹かれて入手しましたが、ミノガイ(蓑貝)とはおよそ 似つかわしく名前だと、よくよく調べてみると、自然の蓑貝は、確かに蓑のような色合いと形をしています。
 もっとも、ユキミノガイ(雪蓑貝)と呼ばれる近種もありますから、やはり雪のように白い貝殻を持つ仲間がいるのでしょう。

 ただし、天然の貝の多くは様々な色の外套膜を被っているので、市場で見かける貝殻の大半は、死後、外皮がはがれて、自然に漂白されてしまったものが多いのも事実です。

 上の写真のように生きているミノガイは、貝殻とは似ても似つかぬ外観で、近種のウコンハネガイのような足糸を出していて、貝というより、毒を持つイソギンチャクを思わせる姿をしています。


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