ハートガイ・真心貝（Lunuricardia subretusa）

ハートガイ　3.6ｘ2.7ｘ2.6㎝		アナジャコ　凡そ　10㎝

　奄美諸島以南、インド、太平洋域の潮干帯から20ｍ深までの砂底に生息。
甲殻類のアナジャコの胸脚の間に共生し、心臓のように見えることから命名されたとのこと。
　アナジャコは一見蝦蛄に似ていますが、蝦蛄とは遠縁で、むしろエビ目（十脚目　アナジャコ科）に分類される甲殻類の生物です。小さなロブスターのような姿をしていてすこぶる美味とのこと。
　ハートガイはどうか分かりませんが、同類のザルガイ科の貝もすこぶる美味とのことです。

　実は、このハートガイにそっくりの形をした、リュウキュウアオイ、リュウキュウアオイモドキ、インドアオイガイ、フシリュウキュウアオイ、バラフリュウキュウアオイ、スベリヒシガイ、大菱貝
等々、よく似た形の貝が10種類ほどあり、いずれもハートガイとして売られています。
　ハートガイは写真のように純白ですが、薔薇色やオレンジの斑点を持つもの、縞模様を持つものなどあります。