ヒオウギガイ: 桧扇貝
Mimachlamys nobilis
海中の緋扇貝 | 60x54x20mm |
軟体動物門 | 二枚貝綱 | 翼形亜綱 | イタヤガイ目 | ヒオウギ属 | ヒオウギ種 |
Mollusca | Bivalvia | Pteriomorphia | Pectinoida | Mimachlamys | nobilis |
房総半島以南の干潮線帯から水深20mに生息する二枚貝。最大では10cmほどに成長する。
生きている時は写真のように絨毛に覆われているが、死んだ後は赤、黄、橙、紫等、様々な色の貝殻を遺す。
この鮮やかな色はそれぞれの色合の親から遺伝した養殖種に特有な色で、天然の貝は褐色とのこと。
真珠養殖の副産物として真珠筏で食用に養殖される。 したがって、真珠養殖な盛んな関西から九州にかけて市場で見られる。 地方により呼び名は様々あり、緋扇貝、虹色貝、等々ある。 英語では Noble Scalop。.
残念ながら、関東、東北、北海道でしか暮らしたことがないのでこの貝を市場で見たことも、食べたこともない。
北海道や東北では代わりに近種のホタテガイの養殖が盛んなので、どんな味か想像がつくが、物の本によると、ヒオウギ貝の方が濃厚な味わいとのこと。