ブラシュ・ノワゼット
(Blush Noisette)


 1817年、アメリカに帰化したフランス人フィリップ・ノワゼット (Philippe Noisette) 作出の薔薇。
 北アメリカ・南欧の野生種ムスク・ローズ (ロサ・ムスカータ : 麝香の匂いの薔薇) と, 中国の野薔薇 (ロサ・キネンシス) との交配種。
 以後この系統の薔薇はノワゼット・ローズと呼ばれる。
 ブラシュとはブラシをかけた、即ち筆で紅を引いたとの意味です。その名の通りほぼ純白の花びらに淡いピンクを帯びた花が咲きます。
 色合いと姿共に可憐な5cmほどのカップ咲きの花。 1.5mと小型のため、一緒に植えた大型の
薔薇の陰に隠れてひっそりとした風情


蕾と咲き初めの頃はうっすらと紅を帯びているが、満開になると純白になる

  ラベルには樹高4.5mと大きく成長すると期待して植えましたが、1.5mほどにしか伸びません。
 よくよく調べると、どうやら誤植だったようです。
そのため一緒に植えた他の背の高いつる薔薇に圧倒されてひっそりと咲いています。
 しかしながらさすがにムスク・ローズの系統を引くノワゼット薔薇に相応しい爽やかな芳香に圧倒されます。
 いささか目立たない地味な花を補って余りある心地よい香りが素晴らしい。

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