デンティ・ベス
(Rosa Dainty
Bess)
花径10㎝を超える大型の一重の花が次々と花開く | 橙色はラ・セビリアーナ |
Opheria (オフェリア) | Kitchner of Khartoum(キッチナー・オブ・ハルトゥーム) |
デンティ・ベスは1925年にイギリスの Wm.E.B.Archer & Daughterによって作成されたハイブリッド・ティー種の薔薇です。100年近く前に作られた薔薇ですが、未だにあちこちの薔薇園で必ず見かける名花です。
親種は Ophelia (HT 1912) x Kitchener of Khartoum (1917 A.Dickson)
親株となったオフェリアはハイブリッド・ティー種の薔薇の中で剣弁高芯花型を確立した歴史的品種です。
ペネロープ等の現代の名花の多くの子孫を残しました。
この二種の、色も形も異なる薔薇から一重の楚々とした淡いピンクのデンティ・ベスが生まれたとは信じられませんが、それこそはありとあらゆる色合いと姿とを見せる薔薇という花の不思議と魅惑を象徴する出来事といっても過言ではありません。