ワイフ・オブ・バース
(Rosa Wife of Bath)


2021年夏、日陰を成していた白樺などの枝を切り払って陽当たりを良くした状態 左は1番花、右は30以上の蕾を付けた一部



   
やや日陰気味の場所に植わっていますが、それでも華麗な花を咲かせてくれます


 1969年、David Austin 作出のイングリッシュローズです。

”お風呂の奥方”という、いささか艶っぽい名前の本当の意味は " バースの奥方 " という、チョーサーの”カンタベリー物語”に登場する老婦人のこととのこと。
 バースとはイングランド西部の港町、ブリストルから24㎞程内陸にある、古来から温泉で有名な町の名前で、ローマ時代の大浴場の遺跡が現在も残されていて、英語で風呂を意味するバースとはこの地名に由来します。

 と、いくらなんでも、お風呂でのぼせている奥方の肌色に因む命名ではあるまいと、長年疑問に思っていた名前ですが、チョーサーの物語の登場人物とあれば、ようやく納得です。

 Mme Caroline Testout X (Ma Pekins x Constans Spry) という掛け合わせから生まれた品種ですが、華麗な姿と色合いの割りに、意外と樹勢が強く、病気にも強いという嬉しい品種です。
 日向を好むという種類です。 残念ながらわが薔薇園では少し日陰気味の場所に植わっているのですが、それでも毎年華麗な花を咲かせてくれます。

 資料によって、強香、ミルラ香、微香、と様々ですが、わが庭では、中程度の芳香です。



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