キランソウ(金襴草)
Ajuga decumbens


   
庭の一角に群落を成すキランソウ 


       
背丈が10㎝程で小さな花を咲かせる 


   
背丈が20㎝を越す大型の園芸品種、西洋十二単 (Ajuga reptans) 多彩な色合いの種類があります


 真正双子葉類  キク類  シソ目   シソ科  キランソウ亜科   キランソウ属   キランソウ種 
Eudicots   Asteriads   Lamiales   Lamiaceae  Ajugoideae  Ajuga   A.decumbens 

   本州以南から朝鮮半島、中国、東アジアに広く分布し、初夏に咲く花です。
とありますが、寒冷地の北海道の森や庭のあちこちに、何時の間にか根付いて繁殖しています。
 金襴草という和名は、草むらに広がる様子が金襴緞子の切れ端のように見えることから命名されたとのこと。
 豪華な名前を付けてもらったものです。
しかし、一般に小さく地味な花を咲かせるシソ科の植物の花は、よくよく見ると、華麗な姿をしています。  
 キランソウも10㎝ほどの高さですが、庭の一角に群落が咲き揃っている様子は、なかなか華やいだ雰囲気を醸し出します。
改良された園芸品品種で大型の西洋十二単 (Ajuga reptans) は20㎝余りの高さになり、庭や公園の一角に群落していると、大層見映えがするので、人気があります。
 学名の Ajuga はギリシア語の 否定詞の a(無)と jugos (束縛)、decumbens (伏した) に由来し、
即ち、自由に草むらに広がって繁殖する様子を意味する命名です。
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