ベルガモット・松明花
( Bergamot )


     
     


   
   


 双子葉植物綱  シソ目 シソ科   ヤグルマソウ属  タイマツバナ種
 Magnoliopsida   Lamiales   Lamiaceae  Monarda  M. didyma 


 北アメリカ原産のシソ科の花で葉や花にベルガモット・オレンジのような香りがあるため一般にベルガモットと呼ばれます。
学名のモナルダとは17世紀のスペインの植物学者、 ニコラス・モナルダス (Nicholas Monardas) に因み、種名の didyma とは現在はトルコのエーゲ海に面した都市、ミレトスにあった古代ギリシアの聖域の名である Didyma に因みます。 
 この聖域の主神は太陽神のアポロンであり、真夏に松明が燃え盛るように咲く花の名前として命名されたと考えられます。
 ベルガモットの他にも属名のモナルダ、和名のタイマツバナ(松明花)、近縁種のヤグルマハッカ(矢車薄荷)、英語のホースミント(Horsemint), さらに重要な養蜂花であることからビーバウム(Beebalm)、等々多彩な呼び名があります。

 この花も、我が森に何時の間にか根付いて群生し、7月には賑やかに松明が燃え盛るような花を咲かせてくれていたのですが、どうしたことか今年はすっかり姿を消してしまいました。 しばらく様子を見て、来年も出てこなかったら、近種の淡い紫色の矢車薄荷の種でも蒔いてみようかと考えています。

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