豊穣の森


ヒメヒオオギズイセン・姫緋(檜)扇水仙
(Crocosmia x crocosmiaflora)


   
   


   
   


原種となった親種 
   
ヒオオギスイセン (Crocosmia Aurea) ヒメトウショウブ (Crocosmia pottsii)


被子植物   単子葉類   キジカクシ目   アヤメ科    アヤメ亜科    ヒメヒオオギズイセン属    ヒメヒオオギズイセン種 
 Angiosperms   Monocots   Aspalagales   Iridaceae   Crocoideae  Crocosmia   Crocosmia aurea x Crocosmiaflora 

   あんまり長い名前なので何時になっても覚えられずにいた花ですが、庭や森のあちこちの数か所の径2mを超える群落を形成し、その群落が毎年どんどん大きくなるので、きちんと調べてみました。
 
 南アフリカ原産のヒオオギズイセン属の花で、19世紀末にフランスで、同属のヒオオギズイセンとヒメトウショウブとを交配して生まれた雑種とのこと。
 実は写真を比べても、識別が難しいほどよく似ています
 日本には明治時代にもたらされましたが、極めて繁殖力が旺盛で、乾燥地であれ湿地であれ、また日向でも日陰でも、寒地の北海道でもどんどん殖えています。 
 余りにも繁殖力が強いので、地域によっては移入規制種に指定され、栽培が禁止されている程です。
 濃い橙色の花が真夏に咲きますが、緋色の花も稀に見かけます。

属名はギリシア語で ”サフラン : krokos と 匂い : krokos” に因み、近づくと爽やかな匂いがします。


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