ノリウツギ(糊空木・サビタ)
Hydrangea paniculata
双子葉植物綱 |
バラ目 |
アジサイ科 |
アジサイ属 |
ノリウツギ種 |
Magnoliopsida |
Rosales |
Hydrangearea |
Hydrangea |
paniculata |
日本全国に広範に繁殖するとのことですが、生まれ育った北関東ではあまり見かけた記憶がありません。
が、北海道では山野のいたるところで白い花の群落を見ることができます。
我が家でもいつの間にか庭先と、日当たりのよい谷間の上の森の縁に根付いていました。
糊空木の名は、樹皮と根から分泌される樹液を紙を漉く際の糊として使用したことに由来します。
北海道では サビタ
の名で呼ばれることがありますが、この名は恐らくはアイヌ起源の呼称で、青森、岩手、秋田等で、サビタ、サブタ、サンビタ等と呼ばれていたものが、北海道にてサビタとして定着したとのことです。
植物図鑑の多くにノリウツギが新エンゲラー体系に拠るユキノシタ科として分類されています。
が、ここでは新たにアジサイ科として分離独立させたクロンキスト体系を採用しました。
葉や花、簡単に挿し木で殖やせるノリウツギはアジサイ科とするほうが妥当と思えるからです。
ただし、ノリウツギは5mもの巨木に成長するのがアジサイ科とは異なります。
|
民家の庭先に群落する巨木のノリウツギ |
|
|
札幌郊外の原野のノリウツギの群落 |