アマドコロ(甘野老)
(Polygonatum odoratum)
満開時には蕾の先端の白い部分が少し割れて 開く |
陽当りの良い森の一角に群落を成すアマドコロ | 左側の花の先端が少し割れて花開いた様子 | ナルコユリ (Polygonatum falcatum) 背丈が1m程になる 5月末仙台にて |
開いた花の内部 | 9月初め1cmほどの黒い実が生る |
単子葉類 | キジカクシ目 | キジカクシ科 | アマドコロ属 | アマドコロ種 |
Monocosts | Asparagales | Asparagaceae | Polygonatum | odoratum |
ヨーロッパ、東アジアに分布。 根茎の見た目がヤマイモ科のトコロ(野老)に似ていて甘みがあることによる命名。
学名の意味は Polygonatum (複数の節がある)と odoratum (芳香がある)。
春の若芽や地下茎に甘みがあり、山菜として食用にされるとのこと。
夏の終わりに 径 1cm ほどの黒い実がなります。 若芽や地下茎が食用になるくらいですから,実も食べられそうですが
如何なる資料にも実が食用になるのか、美味か否かの記載がなく、用心のため試してはおりません。
我が森の陽当りの良い一角の山芍薬の群落の隣に数年前からちらほらと姿を見せるようになり、今年は30株ほどの大きな群落となってきた。
5月初旬、隣の山芍薬の群落の蕾が膨らんできた頃、いち早く釣り鐘状の花を房のようにつける。
この花は一週間ほどで先端の一部がほんの少し開く程度なので、花の中を見られない。
これが何なのか、実は見た目がそっくりのナルコユリかと思っていたが、あれこれ調べたところ、ナルコユリは茎が丸いが、一方、アマドコロは茎が角張っているとのことで触ってみて確認したもの。