ホトトギス(杜鵑草)
(Tricrytis hirta)
被子植物 | 単子葉類 | ユリ目 | ユリ科 | ホトトギス属 | ホトトギス種 |
Angiosperms | Monocots | Liliales | Liliaceae | Tricyrtis | hirta |
ホトトギスは東アジアの日本、台湾、朝鮮半島からインドに20種内外が分布しています。
日本では13種が確認されており、うち11種が固有種と、主に日本列島の各地に分布しているため、日本が原産地と考えられています。
まるで熱帯の植物のようなエキゾティックな姿ですが、日本原産とは驚かされました。
紫のまだら模様の他に無地の花、黄色、白花,八重、等々無数の変種や園芸種があります。
北海道の我が庭の四か所に、数十本余りの群落となって10月中旬から11月中旬にかけて咲くのはほぼ原産種のホトトギスと思われます。
この時期の北海道では、寒さに強い四季咲きの薔薇以外には殆ど花が終わった庭に長い期間咲いてくれるホトトギスは貴重です。
ホトトギスの名は花弁のまだら模様が鳥のホトトギス(Cuculus poliocephalus)の胸のまだら模様に似ているため。
ところで鳥のホトトギスとはカッコウ(Cuculus canorus) のことだと思っていましたが、今回改めて調べると、同じカッコウ科の鳥で姿も大きさも胸のまだら模様もそっくりですが、別種であると気が付きました。
ホトトギス(Cuculus policephalus) | カッコウ(Cuculus canorus) | ヤマジノホトトギス(Tricyrtis affinis) | キバナノホトトギス(Tricyrtis flava) |
キイロジョウロウホトトギス (Tricyrtis macranthopsis) |
キバナノツキヌキホトトギス (Trycyrtis perfoliata) |
タマガワホトトギス( Trycyrtis latifolia) | シロホトトギス (Tricyrtis hirta. f. albescens) |