豊穣の森
大花延齢草(オオバナノエンレイソウ)
北海道札幌郊外の森の中に咲く大花延齢草 5月20頃 | |
Magnoliophyita | Liliopsida | Liliales | Liliaceae | Trillium | Trillium Kamtschaticium | |||
被子植物門 | 単子葉植物綱 | ユリ目 | ユリ科 | エンレイソウ属 | オオバナノエンレイソウ種 |
延齢草は北海道と北日本の林の中に4月から6月頃に咲くユリ科の花です。
延齢草の花は濃い紫ですが、その仲間の大花延齢草は5cmの大きく白い花を咲かせるため
薄暗い林の中でもひときわ目立ちます。
和名は健胃等の薬効に因むとのことです。
学名の Trillium は三枚の花弁,咢片と葉を持つことから ”三つのユリ” を意味します。
北海道では雑種を含む9種の延齢草があり、5月から7月の森や林に群生してあちこちに見られます。
種から花を咲かせるまでに10年余りかかるとのことです。
庭続きの森の中にようやく咲いた大花延齢草 |
北海道の延齢草
家から尾根伝いに200mほど下った林の湿地に群生する大花延齢草 わが森の大花延齢草もこの群れから移植したもの |
北海道では延齢草の仲間は山や森、郊外の防風林など、至る所に見かける花です。 五月の中旬を過ぎて林の中に群れて咲く白い大花延齢草は、ようやく暖かい季節の 到来を実感させてくれる花でもあります。 |
夕張岳の延齢草
大花延齢草と延齢草 | 延齢草 |
夕張岳(標高1668m)が開山となるのは登山道の雪が溶ける6月末です。 この時期は登山道や湿原はシラネアオイ、ツバメオモト、ユウパリソウ、ショウジョウバカマ等々、 無数の野草が一斉に花開き、まさに天上の道を歩く感があります。 6月末でも標高1000mを越えると日陰は1mを越える雪道です。 が日当たりの良い山道では下界から一月以上遅れて延齢草が見られます。 一般には小ぶりの延齢草も大花延齢草と競うが如く並んで花開いていました。 |
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